8人目の彼女は性別迷子∞yellow① (ページ30)

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共演者1 ページ30

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会議室のドアをノックして

『失礼します』

一声かけて入ると、近くにいたスタッフに席へ案内される。

ス「Aさんこちらに掛けてお待ち下さい」

『ありがとうございます』

言われた通り座ると、隣にはすでにイケメンが座っていた。

？「ども、はじめまして、斎藤工です』

『いい声…』

斎「え？」

無意識にそんな言葉が出て、焦るわたし。

『あ、いや！AAです。よろしくお願いします』

とりあえず笑顔を取り繕ってそう返事しといた。

斎「こちらこそよろしくお願いします。僕、Aさんと一緒にやってみたかったんです。天てれ世代で、僕もみてました」

『え！いや、恐れ多い…！ありがとございます！』

斎「メンバーさんとは以前、番組でお世話になったんですけど」

『ですね！なんか斎藤さんと一緒の時毎回わたし他の撮影で…なんかすいませんでした』

斎「いやいや！でも、今回ご一緒できて本当に嬉しいです」

『あ…ありがとうございます！』

斎「あ、そうだ。今回のドラマの原作読んできたんですけど、Aさんハマり役ですよね。」

『いやいやいや、正味わたし年齢的に大学生ってまずいんやないかって心底思ってて…』

斎「大じょ「あっ！Aさああぁぁぁん！！」

イケメンとの一時を楽しんでるとわたしの名前を叫ぶ(聞き覚えのある)声。

斎藤さんに一言謝ってそちらに顔を向けると、思わずゲンナリする。

『伊野尾がおる』