ファンレター (ページ5)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:36,273 hit

ー4ーページ5

side佐久間

照「何だよこれ・・・」

『これから素敵なこと、いっぱい起きるよ』

たった1行だったけど、それが逆にものすごく不気味だった。

佐「素敵なことって何？佐久間さん完全に逆の意味で捉えちゃってるけど」

向「俺も・・・もう何？めっちゃ怖い・・・」

康二もびびっちゃてるし、流石にラウもちょっと涙目

そりゃそうだよな・・・実際にラウのだけカッター入ってたし

まだ高校生だぞ・・・なんかあったら・・・

渡「おい、どうするこれ。ラウのこともあるし、結構ヤバイと思うんだけど」

宮「そうだね・・・マネージャーさん、これ受けとったスタッフさんに渡してきた人どんな人だったか確認してくれる？」

マネ「わかりました！急いで確認してきます！」

と言ってダッシュで飛び出していった。

阿「でも、警察に行ったところでこれだけじゃ事件として引き受けてもらえなさそうだよね・・・」

深「その可能性高いよな・・・。それに、大ごとになれば仕事にも支障が出てくる。」

デビューしてありがたいことに忙しくさせてもらっているから、このせいで仕事に穴を置けるのはまずい。

どうしよ・・・

マネ「戻りました！今確認してきたんですが、その人深く帽子をかぶっていて、顔が見えなかったらしいです。」

　「でも、性別はおそらく男性かと・・・」

阿「そうか・・・」

目「まだ、女の方が良かったのに・・・。男だったら余計怖いじゃん・・・。」

渡「どうする」

照「もう次の仕事もあるし、そろそろ移動しねぇと。とりあえず今日はなるべく1人にならないで。特にラウールは、誰かに家まで送ってもらいな。」

目「なら俺送ってきます。今日後仕事ないし。」

照「頼む、皆なんかあったらすぐに連絡して。小さいことでも良いから。」

「「わかった」」

そしてその後、ふっかと舘様はラジオに、照と翔太と康二は次の現場

めめはラウを家まで送り、俺は阿部ちゃんと帰った。

『素敵なこと』か・・・・

佐「ねぇ、阿部ちゃん。」

阿「何？佐久間」

佐「何にも起きないよね。」

阿「うん、大丈夫だよ。きっと・・・・。」

不安が残るまま帰宅した。

俺達はまだ知らなかったんだ。

これから起きる悲劇を。