仮面の下を見せてよ

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Aside

じゃあいくよ、と伊沢さんが呟き、みんながそれぞれ頷く。
大きく息を吸ったあと伊沢さんが声を張り上げて挨拶をした。

伊沢「はいどうもQuizKnock編集長の伊沢です！」

川上「ライターの川上でーす。」

渡辺「こうちゃんです。」

山本「山本でーす。」

福良「ふくらでーす。」

最後の福良さんが挨拶したのを確認して私も声を出す。

『画面外のAです。』

伊沢「うぇい！」

山本「メインだと紹介の動画以来だね〜。」

福良「そうだね。」

挨拶をするとみんなが盛り上げてくれた。挨拶の後は企画の説明だったはず。
私は福良さんから貰った企画説明の紙を開き、企画の説明を始める。

『本日の企画は…説明王ーー！！』

伊沢「うぇーーい！」

企画のタイトルを叫ぶとみんなが拍手や歓声で盛り上げた。そのまま企画の説明をしていく。

『今から皆さんに説明に関するクイズを全部で5問出題します。皆さんは手元にあるホワイトボードで回答してください。』

全員にホワイトボードとペンを配る。全員に行き渡ったところで、私は1問目の問題文を読み上げた。
問題文は河村さんがパソコンに送ってくれたものを読み上げているので普段編集に携わっているふくらさんや伊沢さんも全く知らない問題だ。

『第1問。国語教育において文学作品以外の実用的文章がこれにあたる、ある事柄について客観的･論理的に説明した文章をなんというでしょう？』

渡辺「めちゃくちゃ簡単じゃん。」

『1問目なので超サービスです。』

福良「これは全員答えられるんじゃないの？」

伊沢「まあこれはいけるよね。」

問題を読み終えると同時に全員がペンを走らせる。簡単な問題なのですぐに全員がペンを置いた。

『じゃあ、山本さんから答えをどうぞ！』

左端に座っている山本さんから順にホワイトボードを表に向けた。全員「説明文」と回答し、正解。

『全員正解です！』

川上「そりゃあこれはな…」

山本「だって問題にもう説明って入ってるしね笑」

伊沢「ほんとだ！ほぼほぼ答えじゃんこれ！」

『そうですね笑。じゃあ、次の問題いきますよ？』

どっと笑いが起こり、ひとしきり笑ったあと私は続けて2問目の問題文を読み上げた。

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