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私は言われた通りリンクを貼って自己紹介のツイートを上げた。
『ありがとうございます。作業早いですね。』
伊沢「いやいや、新メンバーが入るならなるべく早くみんなにお知らせしたいでしょ?」
伊沢さんはこちらを向きながら笑顔で答える。
凄いなぁ。本当に視聴者さんのことを考えていて臨機応変に対応できる。
伊沢さんのツイートを見たのか私のフォロワーはどんどん増えて行った。
いつもは通知をオンにしていたがあまりのうるささにオフにした。
この場にはいない他のライターの方達にもフォローされた。すぐにフォローを返す。
そのまま作業をしようとしている伊沢さんを邪魔するのも悪いのでそっとその場を離れようとしたが伊沢さんに呼び止められた。
伊沢「そんなに堅苦しい態度じゃなくてもいいよ。ここの人達はみんな優しいし、緊張しっぱなしだと疲れちゃうからさ。」
『でも1日目なのにラフに話すというのも…』
伊沢「大丈夫大丈夫。もうちょっと気楽に行こう?」
伊沢さんがニッコリと笑いかけてくれた。私はちょっと迷ってから笑顔で答える。
『じゃあ、そうさせてもらいます。』
伊沢「そうそう!じゃあさ、俺立原さんのことAちゃんって呼んでいい??」
『えっ』
思わず声が出てしまった。
態度もっとラフにするのはなんとか出来そうだけど急に名前呼びは…心の準備というものが!
伊沢「いや、なんかそっちの方が呼びやすいなーって。いい?」
伊沢さんがキラキラした目でこちらを見ている。
でも、不思議とものすごく嫌というわけじゃない。なんでだろう。
私がぎこちなく頷くと伊沢さんはニッコリ笑ってやったー!と言った。
伊沢「じゃあ、俺の呼び方もなんでも大丈夫だからね?」
『伊沢さんの方が呼びやすいです』
伊沢「えー」
伊沢さんはガッカリしたように肩を落とす。それが面白くてふふっと笑ってしまう。
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エリ(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!生き甲斐だなんて宜しくないですよ( ˇωˇ )これからも頑張ります、ありがとうございます! (2019年7月22日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - もう、生き甲斐になってます(*´∀`)♪ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
きらら - いつも面白いお話を書いてくださることに感謝しかございません!これからもエリさんのペースで更新頑張ってください!毎日更新楽しみにしてます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリ | 作成日時:2019年7月13日 21時