【ツキウタ。】信じたモノは此処にある【文スト】 (ページ18)

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43話・二社対立ページ18

「…全員集まれ」

始さんからの、集合がかけられた。
どうも、凩Aです。出掛けていた人たちが陽、参謀組+涙くん、神無月さん、新、駆くん+恋くん、葵という順に帰ってきて、少しばかりのんびりとしていた。…のですが。
社長室から出てきた社長組のお二方からの集合命令。全員が迅速に集まった。涙くんもこういうのには慣れているようで、スサッと集まった。

「…まず、Aと陽の協力によりポート・マフィア側から手に入れた資料の全貌が明らかとなった。二人には感謝する。
それで内容なのだが…。…変に長くすると新寝るから簡単にまとめると、年内中にツキノ探偵社への攻撃をすることが決定。この作戦への突撃部隊は『ハナミズキ』。死は問わない、叩き潰せ。…と。他にも幾つかあったが、他はあまり重要そうではないな。
その他、ヨコハマ全体の警備を強くする。暗殺員教育の底上げ。港の再確認。…これくらいか」

さすがに大通りにあってすぐに狙われそうなところに、そう重要なのは置かないですよね～。…って思っていたかったです！！居たかったですよ…！
まさか、入社して一年も満たぬうちに敵が来るなんて思わないでしょうよ…！！翻訳しながらビックリでしたよ！？

「…涙？大丈夫？」

「ッ！……う、うん…」

…涙くんが、異様に、そして明らかに動揺している。何か昔のことでも、思い出したのかな。ポート・マフィア…、どんなことでもやってs

「うぇっ！？えぇっ！？」

「え、え？ど、どうしたの恋！」

いきなり声をあげたのは、恋くん。そしてすかさず返答？を入れるのは駆くん。…うん？恋くん？恋くんってことは、誰かの気持ちを読みとったのかな？

「……ハナミズキについて調べましょう。何か、嫌な予感がするんです」

その顔と声には、いつもの明るい雰囲気とは違って、とても真面目だった。