我血を欲す* 【文スト】【吸血学パロ】

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｢……なんてのは冗談だよ最初から仕組んでいたよ｣



耳元で囁き、相手の気持ちを探り出す。
私は人を観察するのには優れている、だから一つの変化も見逃さないという自信に満ち溢れている＿＿＿＿。




『なっ、わざとなのですか?!あの命令は
一体何で何のために、おかげで私は!!』





｢……重要な事を寝言でなんて云うわけないだろう?｣





……背中越しから伝わる心臓の音からして
かなり緊張している。
それにAちゃんの反応から見て事の重大さが分かる、か




『太宰さんはずっと見ていたかも知れませんが、私は太宰という人物を知って1日も経ってないです』





あれ、もしかしてこれはとてつもない命令をしてしまったのでは無いだろうか。





『わ、私の……私の感情を弄ばないで下さい』






感情、その言葉にニタリと口元を上げてしまう






緊張している状態や、感情それらから関係することはある程度特定されてくる。





恋やら、好きやらの類いであると予想される。





『太宰さんなんて、嫌い、大嫌い。』





拗ねているAちゃんがとても可愛らしく思えて





｢好きの間違いだろう?｣





と返せば、本気のトーンで




『は?』




と返ってきた。





▽どうやらバカップルまっしぐらの様です
(まだ付き合ってませんが)

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