我血を欲す* 【文スト】【吸血学パロ】

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ご飯を食べながらどうやって太宰さんの血を飲もうかと考えている




『部屋に太宰さんがいない時間はあるのですか?……』




｢0:00前なら確か｣




ご飯を口に頬張りながら答える中原さんは少し唸ってからその言葉を発する。




『消灯時間は……どうなるんです』





｢あ?消灯時間に部屋から出てみろ死ぬぞ。｣






と言うことは早めに終わらせなければ太宰さんの部屋でお泊まりする所になるのだ、






消灯時間を過ぎてから部屋を出ると死ぬ







それが怖い、一体中原さんに云わせる程のものとは……





｢飯が終われば大浴場行ってみるか?｣





あまりの急な誘いに、ご飯を掴もうとしていた箸を落とし、カランと音を立てて床を転がった。



いや、私女だし、一緒に入れない。




『お風呂大勢で入るのが苦手なので……部屋のお風呂で大丈夫です。』




そんな理由で逃げれた私を褒めて欲しいものだ。




落ちていた箸を拾うと流しへ向かい念入りに洗う。




本当は大浴場……行きたい、此処が女子寮ならば行けていた。



｢そうか、行ってくる｣



いつの間にかご飯を食べ終えた中原さんはすぐに部屋を出た、ご飯を未だ食べている私は口のなかへ急いで入れるとお風呂の準備をする。




普段なら休憩してお風呂に入るけど、そんな事も云ってられない
お風呂でバレる確率が一番高いと思う。



『男子寮……鬼。』



脱衣場で服を脱ぎ、お風呂へ入る。
やはりご飯を食べたあとのお風呂は気分が悪く感じた




シャワーを浴びてると部屋の方から物音が聞こえたので、中原さんが忘れ物して帰ってきたのかなと思うと不安で心臓が暴れるが、その心配も無用だったのか、お風呂場を気にせずその物音は消えた。

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