いつまでも (ページ12)

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12話ページ12

昼休みが終わりその次の授業も2時間終わり、そして今日は金曜日！

大好きな水泳部がある！

ワクワクしながら更衣室に向かった私に、クラスメイトのみなが話しかけてきた。

「ねえねえめいー、今日用事あるー？」

「あ、ごめん、これから水泳部なんだー」

「んー、そっか...じゃあそれ終わるまで待ってるね、終わったらLINEして！」

「ごめ、今日はゆいとたかとと約束が…」

そう、今日は...っというかいつもなんだけど、ゆいとたかとが水泳部中待ってくれてて一緒に帰ってる。

「めいってさ、いつもゆいとたかとばっかりだよねー、たまには別の子たちと遊ぶぐらいしないと嫌われちゃうよ？」

別にあんたみたいな人から嫌われてもいいですと言いそうになるのを必死に抑えつつ、

「そうかな、ばっかりではないと思うよ...？あ、時間だからまたねー」

あの子は何なんだろう、そもそもなんで私にこんな執着があるのかが謎。

まあいいや、とりあえず水泳部だから泳いでスッキリしよ！

週一でしか行われないからこそ、水泳部はほんとに大事で好きな時間。

私の学校の水泳部、実は大会とか興味ない人は時間中自由に泳いでるだけでいいんだ。

私はたまに速いとかで大会出させてもらうことあるけど普段は自由に泳ぐコースにいる。

ほんとに、泳いでる間は何も考えずに済む。頭の中にあったいろんなことが一気に抜けていく感覚がするんだ。