笑えてますか〈青〉

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藤井side





目が覚めると少しピンクがかった天井が広がってた







中「おっ流星気ぃ付いたな」


「じゅん、た…」





中「３日間寝てたんやで。
望も重岡くんも神山くんも、毎日お見舞い来てくれとるよ」






あ、せや


シゲと神ちゃんの前で発作起こしてもうたんや












中「数値的に苦しいと思うし、ちょっと熱あるから、もうちょっとマスクつけといてな」






俺に繋がってる機械のよくわからん数字とにらめっこしながら淳太が言った言葉で、初めて酸素マスクをつけてることに気付いた








俺が息をするたびに白く曇るマスクを見ると


俺ちゃんと生きてるって毎回感じる








中「またいつもの思ってるやろ、笑」






１７年間俺のこと見てる淳太にもお見通しみたい






「ぉん…俺生きてるなぁって、」


中「そろそろ望たち来る時間やと思うから、寝れるようやったら寝とき。起こしたるから」









「あ、じゅんた…」



中「わかってるよ。３人が来たらマスクとって欲しいんやろ？」






やっぱり淳太には何もかもお見通し




「せい、かい、笑」














１人になった病室で、目を瞑ってみたけど、３日間の寝溜めが効いて、寝れるわけもなく、天井をぼーっと眺める











シゲと神ちゃんに悪いことしてもうたな



こんな弱っちい姿見せてもうて、恥ずかしいし情けない









そんなこと考えてる内に、熱があるらしい俺の体に限界が来たんか、瞼がどんどん下がってきて、吸い込まれるように夢の中に入った


























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