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藤井side
小「りゅーせー!4人とも同じクラスやったよ!」
あれから、なんとか皆に手伝ってもらって、
課題を提出することができた
重「しかも担任照史やで! ほんま勘弁やわ〜(笑)」
そんなこと言ってるシゲはほんまに嬉しそうで、
照史のこと大好きなんやな〜って感じる、笑
必死に課題を頑張ったせいで、
あれからすぐ体調を崩しちゃって、
今は鼻から酸素を入れてる状態
腕には栄養を補給する点滴
指には俺の鼓動を計る機械
誕生日まで約4ヵ月
余命あと約4ヵ月
余命宣告されたことは、3人には言ってないけど、
俺の最近の調子を見て、気づいてるんちゃうかなって思ってる
小「あの出席番号が神ちゃんの前のさ、名前何やったっけ? 昨年5組やった、あのメガネの!」
神「あ〜〜えっとなんやったっけ、顔は出てきてんねん !」
そんな男子高校生のたわいもない会話を微笑ましく見てた
ドクン ッッ
そんな中で、突然高鳴った心臓
今はタイミングがちゃうやん、って思っても鼓動はどんどん早くなって、
俺に繋がってる心電図が異常な音を鳴らし出した
小「…流星 ? 」
楽しく話してた3人の会話はその音で一気に中断される
申し訳ない気持ちと、発作の焦りで、
どんどん上手く息が吸えんくなっていく
重「流星?淳太呼んだから、もう大丈夫やからっ」
シゲが淳太を呼んでくれたおかげで、
すぐに淳太は駆けつけてくれた
中「流星?ゆっくり息しような、ごめんちょっと離れといてくれるか?
流星薬入れるよ〜すぐ楽になるからな、ゆっくりゆっくり息しよう」
淳太が背中を優しく摩ってくれて、
発作はすぐに治まった
薬が効くと共に重くなった瞼を閉じる前にみえたのは、
望とシゲと神ちゃんの究極に心配した顔
せっかく来てくれたのにごめんって
せっかく楽しい話題持ってきてくれたのにごめんって
伝えたくても、襲ってくる睡魔には勝つことが出来んかった
.
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bob_cute_(プロフ) - とてもいいお話で一気に読ませて頂きました。めっちゃ感動して泣けました。。。このようなお話がまた読めたら嬉しいです。。。 (2020年11月22日 16時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
369 - すごくいい話で何度も涙し、読みました。流星君がとても仲間思いだなと思いました。お体に気をつけてください。ありがとうございました ! (2017年8月20日 16時) (レス) id: 3b484ec782 (このIDを非表示/違反報告)
マリモ - 本当に泣きました!めっちゃよかったです!涙が本当に止まらないです(><)(笑)ありがとうございました! (2017年8月19日 1時) (レス) id: 85f269ab85 (このIDを非表示/違反報告)
絵菜(プロフ) - 3回程読ませてもらってます。これからも読みます。とても感動して涙が止まりません!本当に最高な小説を書いてくれてありがとうございます! (2017年8月1日 3時) (レス) id: 868e71d769 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 久しぶりに読ませていただこうと思ったら完結なさっていて嬉しかったです!続き待ってました。全然雑じゃないと思います。読んでいて感動して思わず涙が出ました! (2017年7月1日 18時) (レス) id: 330f8b0b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜紗陽 | 作成日時:2016年12月10日 19時