笑えてますか〈青〉

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藤井side





今日は 2月14日


世の中の男子がウハウハする日
















神「流星げんき〜？」



学校帰りに来てくれた３人は両手いっぱいにチョコレートが入った袋を抱えてた








「モッテモテやん３人とも、笑」






小「これ俺のだけちゃうから！ほら！流星の分やでこれ！」




「…え？」






パンパンの紙袋を２つ俺に差し出してきた











小「流星くんに頑張ってって伝えて！って女子が俺に渡してきてん！」






重「あの学年のマドンナ、田中さんからの分もあるで」




ニヤニヤしながら言ってきたシゲ





小「ずっと流星のこと好きだったらしいで？確かに流星くん大丈夫なん？とかよく聞かれるな〜って思っててん」



神「ええな〜流星あんな可愛い子に好かれて〜」







久々のボーイズトークで、盛り上がる病室








「でも、俺食べられへんよ ？」





小「大丈夫、それは女子たちの了承を得てるから」




重「俺たち３人が手分けして大切にいただきます！」







わざとらしく敬礼をして、張り切りモードのシゲに笑いがこぼれる
















神「のんちゃんも８人に告られたんやろ〜？」



「え！望最高記録やん！」



小「せやねん、笑」







望の今までの最高記録は６人



それでも、望は誰とも付き合ったことがない






俺が守らなあかんのは流星やからって、好きな人もおったんやろうけど、彼女を作らず、ずっと一緒におってくれた






望のことやから、今回も全員断ったんやろうな



























中「流星点滴変えるで〜うわ！お前らなんやねん！」







このタイミングで点滴を変えにきた淳太が大量のチョコレートを見て白目を向いてる











重「ええやろっこんなに食べられへんわ〜」





すっかり淳太と仲良くなったシゲと神ちゃんも、望と一緒に淳太をいじりまくってる











中「青春やな〜俺看護士さんから義理チョコちょっともらったぐらいやで！

お！流星ももらってるや〜ん！よかったな」







でもやっぱり医者やから、入院して青春に付いていけてない俺のことを心配して、優しく頭を撫でてくれる









入院してからもっと、ええ友達、ええ先生に出会えたなって感じることが増えた気がする













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