気づいてよ。【ハイキュー】 (ページ4)

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とある合同体育の授業の時、
男子はバスケで女子はダンスをすることになった。

体育館の真ん中をあみあみのカーテンでくぎっていた。

「なぁ、なぁ女子で可愛いと思うやつ誰？」

と男子高校生？学生？ならあるあるの話が話題になった。

それぞれ考えだして、隣のクラスの女子、他の部活の女子や先輩、学年1の美女とか飛び交う会話。

そんな話に全く興味がなく、ぼーっと傍観していた。

「真白とかめちゃくちゃ可愛いじゃん、どう？」

「でも、身長がな……」

「それも含めて可愛いだろ、胸もあんだし相手に尽くしてくれそうな感じ？あるじゃん」

「彼氏いそうじゃね？赤葦、知ってる？」

「えっ…」

急な話題に少し驚いてしまったが、冷静に「…いないんじゃない？」と伝えると喜ぶ男子。

少しイラッとして、ホイッスルが鳴ると同時にその場から離れてコートに入った…

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「真白さん、ダンス上手だよね」

「え、そうかな？」

「チア部と同じ動きについていけるの、真白さんぐらいだもん」

「でも、身体が重くて上手にできない」

「え、キレキレなのに？」

お腹周りをつまみながら、中学の時を思い出す。

あの頃は走ったり、飛んだりとするため体重管理が厳しかった…

高校生になってから、軽い筋トレはしているけれど太ってしまったのは事実かもしれない…

「きゃー」と周りの女子の声が騒がしくて、事の発端はおそらくバスケの試合をしている男子達だった。

「赤葦くんってさ、かっこいいよね」

「彼女とかいるのかな、どうなんだろう？」

「クラス違うけど、この前告白されてたし
モテモテなんだろうなぁ〜」

なんて声が飛び交い、部活以外での赤葦を見るのは初めてで赤葦って人気なんだなぁとなんて思いながら試合を眺めていた。

目があって、赤葦の表情が少しゆるんだ。

「なに今の！！」

「赤葦くんって笑うんだ、きゃー！！」

「デスウィンク……」

「Aちゃん、それ違うよ」

それが聞こえてしまったのか、赤葦がずっこけていた…

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最初は赤葦ばっかりですみません。
夜久くん、北さんばっちりだします。