お前にしか その1 【嘴平伊之助】 ページ4
『あーーつかれたー!』
そう言って近くの岩に腰をおろす
炭「お疲れ様、A」
そんな労いの言葉をかけてくれる友人、炭治郎
『うん、炭治郎もお疲れ様!』
ああなんて平和な会話なんだろう。疲れているはずなのにお互いに優しい言葉をかけあえる。
それに比べてこいつは……
伊「なんだぁ!もう休憩すんのか!俺はお前たちみたいな雑魚とは違ってまだまだ余裕だぜぇ!!!」
『うるさいわね!伊之助だってもう汗だくじゃない!』
私は今日、炭治郎と伊之助たちと山に修行に来ている。
山を走って登って山頂まで着いたら、また山を降りる。
そんな修行だから疲れるのは当たり前だ。
ちなみに善逸はサボりだ
炭「まあまあ二人とも、昼食にしよう。
伊之助が食べたいって言ってた魚も持ってきたし」
『そうね!そうしましょ!』
伊「おう!気が利くじゃねえか炭八郎!」
───────
パチパチ……
焚き火で魚が焼けるいいにおいがする。
『はぁ〜 いいにおい!早く食べた…』
ぐうぅぅぅぅ
思いっきりお腹の音がなってしまった
仲間の前だからよけい恥ずかしい…
伊「…ん。」
ずいっと目の前に焼けた魚が差し出される
伊「食えよ。腹の音きこえてんぞ。
しょうがねえから一番先に食わせてやる」
『い、いいの?
いつも伊之助が一番に食べたがるくせに』
伊「いいんだよ!俺様が食えって言ってんだから早く食え!」
ぐいぐいと魚を押し付けられる
『わ、わかったよ。ありがとう伊之助(ニコッ)』
そう言って笑いかけるとなぜかそっぽを向く伊之助。
伊「ふん、まあ最強の親分は子分には優しいんだからな!」
そんな会話をする私達をニコニコと見つめる炭治郎
炭(平和だなぁ…)
もぐもぐ……
伊「おいA、手に米つぶついてんぞ。もったいねえ」
『ん?うそ、ほんと?』
ガシッ、ぺろり
『!!、急になによ!?』
突然伊之助が私の手をつかみ、ついていた米つぶを食べたのだ
よくこんなこっ恥ずかしいマネができるもんだ
自分の顔に熱が集中していくのがわかる。
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凪 - 竈門くんほんとよかったです!!あの、リクエストいいですか、伊黒さんが浮気して夢主ちゃんが怒って出て行くみたいな話が見たい、です (2020年2月5日 21時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - 美桜さん» ひ〜〜〜いつもありがとうございます( T∀T) (2019年10月19日 18時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - ねこずなさん» 時の香悲鳴嶼素敵な話ですね。すごく良かったです。 (2019年10月12日 9時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - 美桜さん» またまたリクエストありがとうございます!美桜さんにはいつも感謝しております……。細かい設定も本当に助かります!リクエスト承りました! (2019年9月15日 15時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - またリクエストいいですか?夢主は注射が苦手で逃げたり隠れたりする。キャラ無一郎不死川実弥。夢主の階級甲もうすぐ柱になる。お願いします。 (2019年9月15日 14時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこずな | 作成日時:2019年7月9日 21時