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触れる手 【我妻善逸】 ページ1

ああもう、俺なんでこんなことしてんだ。


今日は川の近くで炭治郎と伊之助たちと一緒に走り込みをしている。

もうどれくらい走り続けているんだろう



善「ハァッ、ハァッ、ハァッ、うぇぇゲッホゲッホ!」



炭「うわわ大丈夫か善逸?!」



俺は砂利の上に仰向けにひっくり返る


善「ハァン!?大丈夫なわけあるか!何時間走らせんだよ!だいたいn、ゲッホ!う"ぉえ!」


息切れからの怒鳴りで肺に変なものがはいってむせる。


炭「無理するな善逸。汗もすごいぞ」

善「いやいや! お前ら二人もすごい汗かいてるじゃん! とっくに限界じゃん!? なのになんでぶっ続けで走ってんだよ!てめーらの頭ダイジョウブデスカーー!?」


伊「なにへばってんだァ弱味噌がぁ!! 限界越えてから強くなれるんだよ!!」

だめだ。話が通じそうにない。


善「炭治郎、俺ちょっとあっちで休んでくるわ。」

炭「ああ、わかった。ゆっくり休憩するんだぞ」

さすが長男、話が早い
あのバカ猪と違って。




善「あ"〜〜生き返る〜」

川の水を一気に飲み、汗だくになった顔と頭に水をぶっかける。


善「ハァ…あいつら強えなぁ…」



ヒョコッ
『あれ?善逸?』



善「え!?Aちゃん!! なんでここに!?」



『散歩だよ。ここら辺は涼しいからね
善逸は何してるの?』


善「俺は炭治郎たちと走り込みの修行。 あいつらどんなに疲れててもバカみたいに走りまくっててさ。」


『ふふっ。想像できるなぁ』


善「でもあいつらは強い。俺と違って根性がある。 俺なんかがあいつらと同じことなんてできないよ」



『そんなことない!』



善「え…」


『そんなことないよ!だって善逸は何体も鬼を倒してきたでしょ? 戦闘中に禰津子ちゃんや傷ついた仲間を守ってくれたじゃない! 炭治郎や伊之助よりも速い技を出せるじゃない!』


善「Aちゃん……」



Aが善逸の目の前に歩み寄る



ふわ、と右手を握りほほえむ


『善逸は強いよ。自信もって。』



え…? もしかして俺いまAちゃんに手を握られてる?


川の水で冷えた俺の手に、Aちゃんの手の温かさがじんわりと伝わってくる。



善「あ、ありがとうAちゃん。元気でた、かも」


ああ、きっと今の俺の顔はものすごく惚けた顔をしているんだろうなあ。

『善逸に元気がもどってよかった! 修行がんばってね!』


そう言って彼女は去っていく。

未だにうるさい心音がおさまらない俺を残して

かわいい弟弟子 その1 【不死川玄弥】(年上夢主)→



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- 竈門くんほんとよかったです!!あの、リクエストいいですか、伊黒さんが浮気して夢主ちゃんが怒って出て行くみたいな話が見たい、です (2020年2月5日 21時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - 美桜さん» ひ〜〜〜いつもありがとうございます( T∀T) (2019年10月19日 18時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - ねこずなさん» 時の香悲鳴嶼素敵な話ですね。すごく良かったです。 (2019年10月12日 9時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - 美桜さん» またまたリクエストありがとうございます!美桜さんにはいつも感謝しております……。細かい設定も本当に助かります!リクエスト承りました! (2019年9月15日 15時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - またリクエストいいですか?夢主は注射が苦手で逃げたり隠れたりする。キャラ無一郎不死川実弥。夢主の階級甲もうすぐ柱になる。お願いします。 (2019年9月15日 14時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこずな | 作成日時:2019年7月9日 21時

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