探偵学園QSP

＃47 ページ48

…火災現場…
　火災現場につくと

数馬
「あぁ…無理だ」

　入口は大きなコンクリートで塞がれたままだ

キンタ
「こっちだ、こっち」

　キンタが窓の方に皆を誘導していると

リュウ
「犯人は!団先生かもしれない」

数馬
「え?」

キンタ
「どういう意味だよ」

リュウ
「昨日団先生は僕達に“帰れ”と言った…あの時僕達は容疑者になってもおかしくなかった
　名探偵と言われている団先生とは思えないミスジャッチ」

A
「…確かに。“帰れ”の言葉に謎がある」

キンタ
「でもよ、それはｼﾞｻﾂと思ったからで」

リュウ
「メグ!君の記憶が頼りだ。思い出してくれ。三郎丸さんが死んでいた、この部屋の中を」

　メグの顔色が一瞬曇る

　が、メグは意を決したように

メグ
「…うん」

　メグはゆっくりと小屋の方を向く

メグ
「…大きなコンクリート、黒焦げの換気扇。鍵がかかった鉄格子付きの小さな窓
　三郎丸さんの…三郎丸さんの…」

　メグは頭を抱えてその場に座り込む

キュウ
「メグ!」

キンタ
「よく頑張った。よく頑張った」

　キンタはメグの頭を撫で、落ち着かせる

リュウ
「ありがと、メグ。中に入ろう」

数馬
「よし!」

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