35*(EH) ページ35
「……………………」
いま…
なんて……?
聞き間違えじゃなければ……
「好き、です」
と、
Aちゃん、言った…
よねぇ?
「………あ、あのー、……えっとー」
シドロモドロなオレ…
話し出してみたけど、
うまい言葉がみつからない
Aちゃんに伝えたかった言葉
Aちゃんと過ごした時間は短いけど
この気持ちに間違いはない
だからちゃんと、
伝えたかったのに…
先に言わせるなんて!
オトコとしてどうなの!?
Aちゃんの言葉が嬉しいのと
先に伝えられなかった悔しさとで
オレの中の感情がめちゃくちゃになってる
ふうーっと深呼吸してから…
「…Aちゃん?」
って呼んだら
ビクッとカラダを大きく反応させた
えっ…?
そんな、ビックリする?
ちょっと、自信喪失しちゃうよ…
いやっ!
弱気になるな、オレ!
大丈夫、大丈夫だ!
だって、
Aちゃん…
顔が赤くなってて
キレイな瞳も潤んでる
だから、オレも
ちゃんと気持ちを伝えなきゃ
「Aちゃん…、オレ、オレも…、Aちゃんが、好きです…」
じっと見つめあったまま…
Aちゃんに伝えた
飾らないそのままの言葉で…
じっとじーっと見つめあったまま…
この、沈黙って
どうすれば…?
オレの大半をしめていたドキドキが
オロオロに侵されはじめた
続く沈黙にどうしたらいいのか
脳内フル回転
なにかもっと、
気の利いた一言をって考えてたら…
Aちゃんの瞳から
涙が零れた……
435人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SuperJunior」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2013年10月12日 20時