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髪の毛を払いながら耳にかけると
ウニョクさんに貰ったお守りのブレスレットが揺れて
ふたつのチャームが小さく音を立てた
「それ…、ちょっと見せて?」
返事をする前にミリさんがアタシの手首を掴んだ
「これ、どうしたの?」
ミリさんがブレスレットをまじまじと見ながら…
「ん?なに?」
ドンへさんも隣から覗き込んむ
「あ、あの…」
ふたりの行動がわからないでいると…
「もしかして、貰った?」
「えっ、あ…、はい…」
「えっ?だれに?だれに貰ったの?」
「ヒョクチェ、でしょ?」
ミリさんがアタシに向かって
ニコッと笑う
なんだかすごくドキドキして
小さく頷くのが精一杯だった
「なんで、ヒョクからってわかったの?」
ドンへさんが不思議そうにミリさんに聞く
そう、アタシも不思議に思う…
ブレスレットを見ただけでウニョクさんから貰ったってことが
なんでわかったんだろう?
「見れば、わかるじゃない」
ミリさんの言葉を聞いたドンへさんが
アタシの手首を掴むミリさんの腕を掴んだ
そのままドンへさんに引っ張られる
顔を近づけてブレスレットをまじまじと見てる…
「あぁ、そうゆうことかー。なるほどねー」
どうやらドンへさんもわかったみたいで
わからないのは貰ったアタシだけ…
「あのー」
聞いてみようと発すると…
「Aちゃん、もう1回教えてあげるよ。 ウニョクの本名は、ヒョクチェだよ?」
ドンへさんがそう言ってニコッと笑うと
隣のミリさんも同じように笑った
ブレスレット…
ウニョクさんの本名…
ヒョクチェさん…
寄り添うようなふたつのチャームに
そっと触れた…
トントントン
ブレスレットを見て考え込んでると
ノックする音
「おっ!やっと来たな」
ドンへさんの嬉しそうな声が聞こえた後
個室のドアが勢いよく開いた
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作成日時:2013年10月12日 20時