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16* ページ16

そのまま…


ドキッとした感情を残したまま

ウニョクさんと並んで座ったまま


打ち合わせが始まった



ウニョクさんの言ったとおり

「ティーザーの反響が思ってた以上なんですよ!ここまでとは想定外です!」

スタッフさんが大喜びで話してる



もちろん、反響が想像以上だったってことは

アタシも嬉しいけど

演じきれていないアタシそのままってことが引っかかって

ちょっと複雑な気分でもあった




「それで、本来の流れだとこのあとすぐにお二人のことがわかるティーザー公表だったんですけど」


スタッフさんが含みを持たせるから

会議室の空気が張り詰める


「この人、なに言うの?」

って空気に包まれる…



「ウニョクさんとAさんってことを公表する前に、公表しないで明日のスケジュールお願いします!」

…えっ!?



ざわっとする会議室内


「でも、それじゃ…」

「それでなにかあったら…」

「それはちょっと無謀なんじゃ…」


あちこちから聞こえてくる不安の声


声を出す人に視線をきょろきょろ向けながら

アタシも同じように不安を感じる



公表があってからこその

明日のスケジュールだったワケで


それがなきゃ、

大事になるに決まってる


もちろん、それがわかった上での話しなだろうけど…


リスクが高すぎる


“もしも”を考える人がほとんどでしょう…

ざわっとしたままの室内



収束が見えないままの雰囲気を

アタシはただ見て聞いてるだけしか出来なくて



「大丈夫です!うまく行きます!」

事の発端を話したスタッフさんはなぜか自信たっぷりに放った



その自信たっぷりな声を聞いて室内が静まった



この人、どこからそんな自信が出てくるんだろう?

その自信の源を説明願いたい…



きっと、

室内にいたミンナがそう思っていたでしょう





「いいですよ、やりましょう!」



アタシの隣に座るウニョクさんが発した


もちろん、

室内の視線はウニョクさんに注がれて

アタシも隣のウニョクさんに顔を向けた



室内中の視線をいっせいに浴びたウニョクさんが

ニカッと笑う



「“もしも”のときも考えてくれてるんですよね? このプロジェクトのゴールはわかってるし、プロジェクトからぶれてなければ問題ないと思います。そちらがバックアップもしっかり整えた上でAちゃんとボクを支えてくれるなら…話題性的にも良い話だと思いますけど?」


ウニョクさんの言葉にミンナが納得させられた

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設定タグ:SUPERJUNIOR , ウニョク , ヒョクチェ   
作品ジャンル:ラブコメ
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作成日時:2013年10月12日 20時

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