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「あ、ご挨拶後れました。Aのマネージャーです」
ニコッと笑いながら挨拶してくれた
Aちゃんのマネージャーさんは…
ウチの事務所にいてもおかしくない
悔しいぐらいのイケメンで…
そのイケメンマネージャーに
ぎゅうっと抱きついてるAちゃん
その視線に入る光景に
状況が理解できないでいるオレ…
えっと…
このイケメンはマネージャーで
さっきAちゃんは
運命の人を「社長とマネージャー!」って答えてて
その運命の人のひとりにぎゅうっと抱きついていて…
えっ!?
やっぱり、そうゆう意味だったの?
なんか、
ひとりパニック中なオレ…
「ほら、A!しっかりして?ホテルに帰るよ?」
ケンちゃんおっぱが
Aちゃんの背中を摩りながら言ってる
理解も整理も出来ないまま
ぽかーんと口を開けたまま
目の前の光景を見てる
そんなオレに気がついたケンちゃんおっぱと目が合う
「あ、ご迷惑おかけしてすいません…」
「へっ?あ、いえ…オレは全然…」
急に声をかけられてビックリ
表情を必死に整えた
「ビックリ、したでしょう?」
…へっ!?
「Aのギャップに…」
…あ、そっちね
「この子、昔からこうで…きっと天性なんでしょうね。その役に入り込むことがスーッと出来るの。そのスイッチの入り方はビックリするぐらい…なんだけど、スイッチオフになったときが面倒でね」
ケンちゃんおっぱがAちゃんの頭を優しく撫でる
「いつも、放心状態に近い感じになっちゃうの、食事も出来ないぐらい…。だけど今日は、いつもと違うかな…」
ケンちゃんおっぱの優しい笑みがオレに向けられる
「今日は、素の部分が多かったのかも…」
「えっ?」
「演じてスイッチが入ったままじゃ、お酒は飲まないから。 今日はAと役とが半々だったみたい…。ウニョクさんに、なにか仕事以上のモノを感じたの、かも?」
ケンちゃんおっぱが二ヤッと笑う
100%演じてなくて、
Aちゃんの素が残ってたとしたら…
それでいて、運命論的な話をしてくれたなら…
だけど、
腑に落ちないのは
目の前の光景で…
「…だけど、いまのその、状況って…」
思い切って言葉にしてみた…
「あ、コレ?」
ケンちゃんおっぱがAちゃんの頭をポンポンと叩いた
「フフッ、安心して? Aにとって、世界一安全なオトコだから。 そう…タイプは、シウォンさん」
オレの笑顔がひきつった…
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作成日時:2013年10月12日 20時