宝石… ページ7
*
EH「なに騒いでんだよー」
きゃいきゃい騒いでるアタシとドンへの声を聞いたヒョクちゃんも
アタシの部屋へと入ってきた
EH「全然片付いてないじゃん。早く片付けないと夕飯食べられないんだろ？」
そう言いながら、手当たり次第ダンボールの中身を覗いていく
「あー、ヒョクちゃん、ごめんね。ささっと片付けてすぐに夕飯の準備するね？」
ドンへの手を払い除けて立ち上がる
と、同時に
無駄に擽られ続けられたせいでよろけてしまった
EH「っと、あぶな…。大丈夫？」
よろけたのと同時にヒョクちゃんが支えてくれて、
気がつけばヒョクちゃんの腕の中
「あ、ごめん…、大丈夫。ありがとー」
そんなに勢いはなかったはずなのに、
結構しっかりとアタシのカラダはヒョクちゃんに触れていた
もう、なんなの？
初日からウネにドキドキさせられるなんて…！
アタシとしたことが…
EH「夕飯はAが準備しなくていいよ。今日は３人で食べに行かない？」
DH「ヤッター！行こう行こう！」
食べに行く？
３人で？
「なににする？どこにする？」なんてドンへははしゃぎまくってるけど…
「ね、ねぇ、３人ってアタシもってことだよね？」
EH「当たり前じゃん」
「いや、まずいでしょ…」
EH「３人なら大丈夫でしょ。問題は２人ね、２人で外はヤバイけど」
DH「うん、大丈夫だよー。A、なに食べたい？」
ホントに大丈夫なのか
楽観的なだけなのか
わかんないけど…
まぁ、今日は引越し祝いってことで
今日だけはふたりの言葉に乗っかっちゃおうと思う
だけど、それにしても…
EH「ドンへはそっちのダンボール片付けて」
DH「うん」
EH「あ、外面の文字ちゃんと見ろよ？ ホラ、服とかはまずいからさ」
DH「うーん」
ヒョクちゃんって、
こんなにしっかり者だったっけ？
アタシの中でこんなイメージがなかったな…
えっと…
なんて呼ばれてるんだっけ？
えーっと、えーっと…
「宝石…、宝石…」
声に出てたみたいで、
ドンへとヒョクちゃんが不思議そうにアタシを見てる
DH「鰯」
EH「ヤー！宝石鰯ってなんだよー！」
宝石のように輝く鰯を想像して思わず「プッ」と笑う
EH「ヤー！Aも笑うな！っつーか、ちゃんと覚えとけ！」
DH「オレが“みんなの魚”なら、ヒョクは“宝石鰯”だろ？」
結局３人でバカみたいにはしゃいで
ちょこっとだけオトナ要素が含まれたけど
やっぱり昔から変わってないじゃん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 785人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2014年1月23日 0時
