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*
なんかもう、
ホントに泣き過ぎちゃってイロイロわかんない…
DH「Aー、もう泣かないでぇ…(涙」
背中を撫でてくれてたけど、
しゃべったタイミングで手の動きがおかしくなって
ポンッと叩かれた
「…っ、痛い」
DH「んあー、ごめん！叩いちゃったぁ、A、ごめんね？」
EH「オマエ、気をつけろよー。A、大丈夫？」
「…ん、大丈夫…。 あの、さ…」
「「ん？」」
見事にドンへとヒョクちゃんの声が重なる
「…ありがとう」
DH「なにが？(涙」
「うん…、チケット、プレゼントしてくれて…ありがとう」
EH「うん」
ちょっと落ち着いたのか、
涙が自然と止まった
「客席から、フタリを見ることができるなんて思ってなかったし…、フタリがあんな姿を見せてくれるなんて思ってなかったし…」
DH「…あんな姿って？」
ひっくひっく言いながらドンへが聞いてくる
「そ、それは…」
EH「フフッ、それは？」
言おうとしてることがわかってるのか、
ヒョクちゃんがニヤニヤしてる
「んー、そ、それはぁ…」
アタシの次の言葉を
瞳をキラキラさせながら待つフタリ…
「…やっぱり、ウネってことっ！」
言い放った瞬間に、
フタリから離れて背中を向けた
EH「はぁー？ なんだよ、それー」
DH「そんなの、ウネに決まってんじゃーん」
後ろからぎゃいぎゃい言ってる“ウネ”
“すっごくカッコ良かった”
なんて、言えるワケがない…
なんなら、
オープニングから泣きっぱなしだったことだって…
DH「んじゃさ、どの曲が良かったぁ？」
もうすっかり、涙が引っ込んだ様子のドンへが
後ろから聞いてくる
「あ、あれ！ヒョクちゃんが音程外したヤツ！」
EH「ヤー！Aー！」
間髪入れずにヒョクちゃんの大きな声
面白くなって振り返ると
なんだか楽しそうなフタリの笑顔
そのまま、
ちゅ。ちゅ。
フタリの頬、順番にちゅを落とした
きょとんとしてるフタリ
「ヘヘッ、特別ご褒美デス！」
照れ隠ししながら、笑ってごまかせば…
ちゅうー
アタシの両頬にちゅうーが落ちてきた
『意味があるって思えるよ…、Aが泣いたら…』
フタリが
耳元で囁いた……
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作成日時：2014年1月23日 0時
