うねりずむ (ページ39)

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…02 ページ39

*

♪ピンポーン

…ドキドキ

♪ピンポーン

……ドキドキ

♪ピンポーンピンポーン

………はぁ

ガチャ

何度目かのチャイムのあと、

しばらくしてからやーっとドアが開いた

「……来ちゃった♪」

ガラにもなく、

小首なんて傾げちゃってみたりした

だから、

すっごい恥ずかしいから

早く反応してほしいのに…

「・・・」

無言？

「…あ、あのぉ…」

「……な…、な、ん、で？」

やっと話したと思ったら片言だし、

眠そうな目をゴシゴシしてるし

「あ、あのー、ドンへ？」

DH「ねぇ、なんで？なんで、Aがいるの？」

まぁ、ちょっと

ここまでの展開になるには時間かかったけど、

思いとおりになってる

「だから、来ちゃった♪」

もう一度、

小首を傾げてみる

DH「…A、な、なにか、あったの？」

「・・・」

おかしい…

「なんでー！？なんでそんな反応なのー！？」

DH「へっ？えっ、ちょっと…、A？」

『えっ！？ A！？えっ、来てくれたのー？嬉しーっ！』

って言って、

いつもみたいにぎゅうって飛びついてくるかと思ったのに……

ドンへの部屋でみつけた

楽しそうに笑うアタシたちの写真を見て、

ここ最近のぎくしゃく的な感じを取り戻そうと思って

「…会いに来たのに」

ドンへとヒョクちゃんには内緒で

こっそりと日本へ飛んで来たのに…

「そんな、反応なんて…」

DH「えっ、ちょっ、ごめ…A、ごめんね」

なんか、

期待していた反応がもらえなくて

しょぼんとしちゃったところで、

ドンへがアタフタする

アタシの肩に触れて

俯いてる顔を覗き込もうとする

スッと顔をあげたら、

目の前にドンへの顔

「…もういいっ！ヒョクちゃんのところに行くからっ！」

肩に乗ったドンへの手を払いのけて

隣のヒョクちゃんの部屋に向かった

DH「ちょっとー、A待ってー」

背後で叫ぶドンへの声はムシ！