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*
片腕で自分のカラダを起こして
もう片腕、アタシのカラダに乗っかってた方で
涙を拭うように頬に触れた
ヒョクちゃん…
寝起きのせいなのか、
泣いちゃったアタシのせいなのか
まったく背後がわからない様子で…
「あ、あの…、ヒョクちゃん…」
EH「ん？しんどい？ やっぱり、病院行こっか…。点滴すれば、ちょっとは楽に…」
「ヒョ、ヒョクちゃん！ あ、あのね！うしろ…」
EH「A、もう大丈夫だから、寝てて？オレが病院連れてくー」
「ヤーッ！」
ドンへがビックリするぐらいの大きな声で、
ヒョクちゃんの言葉を制した
アタシもヒョクちゃんも
ビックリして、
ビグッとカラダが大きく反応した
ヒョクちゃんが恐る恐る振り返る
DH「ナニ、やってるわけ？ 今のその状況はどうやって説明するわけ？」
今さっき、大きな声を出したとは思えないほどの
低いトーンでゆっくりと話すドンへ
怖い…
こんなドンへ、はじめて…
EH「あー、ドンへ、帰ってたの？遅かったねー」
DH「ヒョク…、オレの質問に答えてよ…」
EH「へっ？ あー、ドンへ！いまからAを病院に連れてくからさー、オマエも…」
DH「ちーがーうーっ！そうじゃなくてぇー！」
なんか、
フタリのやりとり聞いてるだけで
頭痛が倍増…
DH「もうっ！なんで？なんで一緒のベッドに寝てるわけ！？意味わかんない！ねぇ、なんでなんでなんでー！？」
さっきまでの張りつめた空気…
唯一のアタシの城である寝室が
戦慄であったのは、気のせいなんだろうか…？
もうこれじゃ、
駄々をこねる子供じゃん…
いや、コレが
ドンへの通常か…
「…うるさい」
「「えっ！？」」
ヒョクちゃんとドンへの声が重なる
「…フタリとも、うるさいから。 部屋に戻って…」
「「でもー」」
またもやシンクロするウネ
「っもう！いいから…、ハウスッ！！」
最後の力を振り絞って
大きな声を出した
EH「…A、ごめんね。なんかあったら、辛かったら、声かけてね」
ヒョクちゃんの申し訳なさそうな声を最後に
アタシの意識はなくなった…
さらに、
最後の大声で
熱が上がったのは言うまでもない…
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作成日時：2014年1月23日 0時
