絵本の内容。 ページ37
むかしむかし、あるところに、
おじいさんと、おばあさんが仲良く暮らしていました。
決して、贅沢な暮らしはしていませんでしたが、
2人は幸せでした。
ですが、ある日のことです。
おじいさんが都の殿様に光栄なことながら呼び出されました。
でも、その都の殿様に呼び出された人は、生涯帰ってこないという噂がありました。
それを知っている、おばあさんはおじいさんにそのことを話しました。
それでも、おじいさんは行くと言ってききませんでした。
呼び出された期間は2ヶ月。
その2ヶ月が過ぎれば、もうおじいさんがおばあさんの元に帰ってこないかもしれない。
おばあさんは必死に説得しましたが、やはりおじいさんは行くと言ってききません。
おばあさんは、少し悲しくなりました。
でも、愛する人のために、おばあさんは渋々出て行くことを許しました。
明日にはおじいさんが出て行ってしまいます。
だから、おばあさんはおじいさんの荷物に
２つのおにぎりと、穀物を砕いたものを少し布に包み、１つのお手紙を入れました。
そして、泣きながらおじいさんを送り出しました。
その日から、1日、2日、一週間と、少しずつ着実と、時は流れました。
おじいさんのことを思いながら、
ついに後、一週間で、2ヶ月という日まで来ました。
その一週間。おばあさんは必死に働きました。
帰って来るはずのおじいさんを心待ちにし、部屋の掃除や、
家の周りの雑草抜きなどを、1日かけて、綺麗にしていきました。
そして、2ヶ月たった日。
おばあさんは起きてから、一歩も外に出ず、おじいさんの帰りを待っていました。
空の色も、青から茜色にかわり、少し薄暗くなった。
おばあさんは体力の限界を迎えようとしていました。
その時、ガサガサガサと、外で足音がしました。
そして、笑顔のおじいさんが扉を開けて
ただいまと言ってくれました。
おばあさんは泣いてしまいました。
今まで生きて来た中で、1番声をあげて大声で泣きました。
それにつられて、おじいさんも泣きました。
その夜2人は、何年ぶりかに手を繋いで寝ました。
次の日、おじいさんは、手紙をおばあさんに見せ、この手紙があったから、帰ってこれたといいました。
その手紙にはこう書いてありました。
大切な人へ。
今までの感謝を直接伝えたいです。
だから、ちゃんと帰って来てください。
それ以外は何もいりません。
めでたしめでたし
終わり
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未来(プロフ) - このお話好きです！更新してほしいです！楽しまに待ってます。 (2018年11月11日 0時) (
レス) id: 2a517fa579 (このIDを非表示/違反報告)
ピンどめ(プロフ) - 、さん» 指摘ありがとうございます！外れてるといいんですけど、外れてますか？ (2018年3月15日 18時) (レス) id: e77fa3085a (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為ですよ (2018年3月15日 17時) (レス) id: e6768e1c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンどめ | 作成日時：2018年3月15日 17時
