〔学園ベビーシッターズ〕幸せの鳥籠。

第２６話 ページ27

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熊母「じゃあ、発声練習教えてあげて。それ以外、舞台に出る子はもう一度、一幕通すから準備して。」


夢主『あの、やることだけ教えて貰えれればわかりますよ。…一応、演劇部入ってたのでそれなりには。』


あいうえお、いうえおあとか、アメンボとあえいうえおあおとかは、ひと通り。

それ以外あるのかな？

いやまあ、あるだろうけど、転校する前はこれとあとちょっと母音発声とかだけだったしな。

「あっ、えっとじゃあ、この紙に書いてるやつを、順番に私も一緒にやるね。」


雀「おれも！！！」

拓「おれもやるー！！」

数「おっ、おれも…！」


夢主『ぅえ、ちょっ！！』

足くっつくな！！
くすぐったいから！！髪の毛くすぐったいから！！

生足はきついんだよ！！
ふぁしゃふぁしゃすんな！！

雀「かみ！！ほしい！！」

夢主『あー、ほら、ちょっとどいて。髪の毛くすぐったいから。』

「紙、いる？」

夢主『すみません。2枚ください。えっと、兎田さん！！』

兎「んぁ？呼んだ？」

夢主『拓馬くん、数馬くんと一緒にやってあげてくれませんか？それか、雀。紙持たせてたらめっちゃ、動いますけど…。』

雀「おれ、うさぎとやる！！」

ねえちゃんはいやか。そうかそうか、私の優しさどこいった。

気を利かせたんだぞ、こちとら。

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