〔学園ベビーシッターズ〕幸せの鳥籠。

第１話 ページ2

ーーside Aーー

母の転勤により、私立森ノ宮学園に来ました。
なんか、保育ルームって、言ってた気がするけど、どこ。


てゆうか、ここ、中高一貫校ですよね。保育ルームとかあんの？私立ってすごい。


……校内、広くない？でかいよーー。
保育ルームどこですかーー？

雀「A、だっこ。」

夢『Aって言うな。姉ちゃんって呼べ。』



雀「姉ちゃん、だっこ」

夢主『いや、無理無理。あんたとこっち抱っこできない。』



雀「すじゅめ、しんどい。」

夢主『姉ちゃんもしんどい。お前ら重いんですー。2人抱っこできるほどゴリラじゃねーよ。』



雛「ねぇね、ゴリラ？」

夢主『誰がゴリラじゃ。しばくぞ。』

ほんと、誰がゴリラだよ。…あれ、雀どこ行った。




…あ、いた。…ん？
小さい男の子？…誰だ？迷子？

夢主『雀、その子誰？』

雀「ありしゃ。」

夢主『蟻？蟻くんって言うの？…すごい名前。』




って、嘘だよね。
親のネーミングセンスすごい個性的でしょ。びっくりだわ。



「虎太郎っ！！！」

なんか来た！？…この男の子知ってるってことは？もしかして？





『あのっ！！保育ルームってどこですか！！？』

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