もっと優しくしてください江口さん！

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江口「Aちゃんこの後暇なら一緒にお昼行かない？」








何で私を誘ってくるの。何を企んでるんだ江口拓也。
どうせまた私の事からかうんでしょ








貴方「ご遠慮します…」

江口「先輩の誘い断っちゃうの？」

貴方「…」








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江口「うま〜！」









向かいに座ってカレーを頬張る江口さん
私なんで呑気にランチなんかしてるんだ

そう思っていてもお腹は空いてるので目の前のカレーを口に運んだ
あ、美味しい









江口「Aちゃんはなんで彼氏が欲しいの？」









唐突に質問されて一瞬戸惑ったが素直に答えた









貴方「高校生の頃友達に彼氏ができて凄く幸せそうでキラキラしてたんです。それを見て私もいつかあんな風に笑えたらなって…」








また笑われるかな、と思って下を向いた








江口「そっか」








あれ、笑われてない。
そう思って顔をあげると優しそうに微笑む江口さん
それを見た私は胸が高鳴った









貴方「…まあ結局彼氏は愚か好きな人も出来ないんですけどね」









25にもなって初恋もまだだなんて。聞いて呆れる
それで彼氏が欲しいのどうのって…









江口「じゃあ俺が手伝ってあげるよ」

貴方「え？」

江口「Aちゃんに彼氏ができるように俺が指導してあげる。どう？」









いいアイデアでしょ？という顔を向ける江口さん
確かに！ちゃんと指導して貰えたらついに私にも彼氏が…！









貴方「お願いします！！！」

江口「はい、よろしく」








笑って差し出される手を強く握った



頑張るぞ！！！！
せめてクリスマスまでに…！！！！






こうして江口さんと私の"彼氏を作ろう大作戦"が始まった









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