お酒の失敗【江口拓也】

45 ページ47

西山さんと仲良く話していると、拓也が声をかけてきました。





「A、今日泊まってく？」


『皆さんは…？』


「皆は帰るんだって」


『じゃあ、私も帰ろうかな』


「え」


『泊まります』


「良かった」





この会話は、もちろん聞かれてます。


花江さんがこの会話に食いついてきました。





「ラブラブじゃん」


「花江くんうるさいよ」


『恥ずかしいのでやめてください』


「パイセンって、そういう感じで誘うんですね」


「宏太朗、違うから！！！」


「拓也くん、ふぁいと」


「賢章くんまで！！」


『あの…何もしませんから！！！！！！！』





私の大声に驚いた皆さんは、私に注目した。





「A、ごめん」


「Aちゃん怒らないで！」


「宏太朗、Aちゃん呼び！？」


『宏ちゃんと仲良くなったからね(*^^*)』





ちょっと拗ねてた拓也が可愛く見えたよ。





『皆さん、ありがとうございました』


「こちらこそ！」


「拓也くん、小南さん、また来るね〜！」


「Aちゃん、今度ご飯行こうね」


『ぜひー！』


「じゃ、また来てね。今日はありがとう」





皆さんが出ていってドアが閉まると、腕を引いて部屋に連れてこられた。





『拓也？』


「宏太朗と仲良くしてるの見て嫉妬した。

俺って、かなりAのこと好きなのかも。」


『嬉しい』


「良ければさ、一緒に住まない？」


『…考えとく』


「わかった。キスしたい」


『いいよ』





キス…たくさんしました。

Last.→←44

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す