お酒の失敗【江口拓也】

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今日は撮影の後に雑誌の取材を受けた。





「小南さんは悪女役で有名な女優さんですが、小南さん自身はどんな方ですか？」


『悪女ではなく、ほんとただのヲタクなんです。』


「ヲタク…ですか？」


『はい。ジャンプ作品が好きで、毎週楽しみなんです！YouTubeでもヲタク全開でトークしてます。』


「なるほど、YouTuberもされていますもんね！

ジャンプといえば、鬼滅の刃が流行っていますね。」


『そうですね。漫画派でアニメ見ないんですけど。

流行ってるからには見たいとは思ってます』





いつも取材をされたら自分はヲタクだと言い続けている。

だけど、皆が雑誌やYouTubeを見ているとは限らない。

一度ついたえろいというイメージはなかなか消えないものだ。





「今日はありがとうございました。」


『いえ、こちらこそありがとうございます。』





取材を終えた。


今日はこれからもう1つラジオの仕事がある。


ラジオのニュース番組のゲストだ。


ラジオ局に着くと誰かに声を掛けられた。





「あーっ！Aさん！！」


『え、どちら様ですか？』





身長が高くて、派手髪のイケメン…


この髪の色最近どこかで見た気がする。


もしかして、、





『江口さんですか？』


「わかりました？そうですよー」





今朝一緒に寝てた方が何故かラジオ局にいました。

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