お酒の失敗【江口拓也】

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付き合い始めてから、初めて拓也と飲みに行く日が決まった。


お互い忙しくて、付き合って1ヶ月になった今日がその日だ。





『〜♪』


「何かいい事あるんですか？」





休憩中、芽郁にそう聞かれた。





『今日終わったら飲みに行くだけだよ』


「あ、好きな人とですね？」


『…私わかりやすい？』


「はい！」


『恥ずかしい！！』


「楽しんできてくださいね！」


『ありがとう！！』





撮影を終えて、拓也の待つお店に向かった。


高そうでお洒落なお店。


こんな店選ぶんだーって思っちゃったや。





「小南様、お待ちしておりました。

お連れ様があちらのお席でお待ちです。」


『ありがとうございます…』





中もすごいな、、


照明がシャンデリアだ！！！





『お待たせ』


「おつかれさま」





案内され席には、お洒落な格好をした拓也が待っていた。





『その服似合うね』


「スタイリストさんが勧めてくれたんだよ」


『着こなす拓也がすごい』


「褒めすぎw」





私が来たことで、コースが始まった。





『こういうお店、来ないんだよなぁ』


「俺も来ないw」


『なんで選んだのww』


「Aなら、彼氏とこういうお店に来ると思ってたんだよ」


『彼氏とでも普通な居酒屋だよーー』


「ま、初デートの良い思い出になった！」


『そうだね』


「めちゃくちゃ美味い！」





拓也と美味しくいただいた。


飲み物はお高そうなワインだった。


お支払いは拓也がしてくれたよ。

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