お酒の失敗【江口拓也】 (ページ32)

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とびきりのオシャレをした。

スタイルを活かしたワンピース。

昨日買ったブランドのバッグ。

髪は可愛く巻いた。

メイクもいつもと変えてみた。

今日もOFFにしてもらえて良かった。

江口さんは元々1日空いてるらしい。

家には、直接行くことになった。

『こんにちは』

「いらっしゃい。久しぶりだね」

『江口さんが連絡くれないからです！』

「ごめん忙しくて」

『許しますけど！！！』

部屋に入るとすぐに良い匂いがした。

こだわってるって言ってたもんね。

「まだ15時か。食べないでしょ？」

『今から夜ごはんは流石に早すぎますww』

「飲みたいものは？」

『江口さんの入れたコーヒー飲みたいです！』

「はーい」

江口さんは既にお酒を飲んでるらしい。

そんな感じ全くしないのがスゴい…

コーヒーを入れると、私の隣に座った。

「あ、そういえば。キャバ役してるの見たよ」

『見てくれたんですね。どうでした？』

「もう見ないかな」

『えっ』

「見ないんじゃなくて、見れないかも。」

『どうしてですか！！』

「まぁ、ね。」

？？？？？

なんだその返事は！！

『あ、下手でした？』

「違うよ！？」

『じゃあ…』

「逆だよ逆。めちゃくちゃえっちだった」

『www』

「笑い事じゃないよ！！！」

『ちょww 笑い止まりませんwwwww』

江口さんがそんな事で見れなくなることに驚いたw

「いや、ほんと嫉妬レベル！！」

『えっ、江口さん嫉妬したんですか？』

「Aちゃんのファン目線の話ね！？」

『へぇー。嫉妬…してくれたんですね』

「してない！！」

『大丈夫。私は江口さんだけを思ってますよ〜？』

「…」

『え、そこで黙られると…おーい江口さん』

江口さんが俯いたので、覗き込むようにしてみた。

すると、、、

「Aちゃん」

『…っ』

き、キスされた…

これは両想いになれたってこと？？？