お酒の失敗【江口拓也】

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2人でまた飲み始めると、気分が良くなってきた。





『江口さぁーん』


「あ、そのテンション出た」


『出たって酷いじゃないですか〜』





あれ…ここまでの記憶しか無かった。





『…んん』


「おはよう」


『江口さん？おはようございます。』


「Aちゃん。飲む量を考え直そうね」


『……すみませんでした！！』





またやってしまった。





「気持ち良く飲んでるのはいいけどさ。

不安だよ。これまでこういう失敗無かったの？」


『年に1度くらい…』


「はぁー。年に2度目だよ？」


『すみませんでした。

江口さんといると安心しちゃって…』


「その年に1度は誰に見てもらってたの？」


『友達とか、その時の彼氏とかです。』


「なるほど。」





江口さんは、呆れながらも何か食べるかと聞いてくれた。


とりあえずコーヒー飲みたいって言ったら、豆を挽いて作ってくれた。





『豆挽いてるんですか！？』


「コーヒー好きなんだよ」


『いただきます』





めっちゃ美味しかった。





『江口さん江口さん！』


「んー？」


『アニメの放送日、鑑賞会しません？』


「今録ってるやつ？」


『はい！』


「どこで？」


『ここ？ あ、私の家でも！！』


「…ここで」





江口さんと今録ってるアニメをリアタイすることが決まった！！


わぁーい！！！

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