推しに好かれた話【江口拓也】

42*° ページ45

パンケーキを食べた後は、早く飲みたいねって16時に居酒屋へ行った。



『2軒くらい行きません？』


「いいね！！とりあえず入るね。

すみません、こんばんは〜」


「お、江口くんいらっしゃい！！」



BARに続いて居酒屋にまで知り合いが多い江口さん。

飲み始めて少し経ったら、お客さんがどんどん増えて江口さんは周りのおじ様とお話を始めた。



『やっぱビールがいいな』



たこわさ食べながら1人になったテーブルで日本酒を飲みながら呟いた。



「はい、生ビールお待ち。」



店長さんらしき方が、生ビールを持ってきてくれた。



『江口さんって、いつもあんな感じですか？』


「お酒入った江口くんはね笑」


『なるほど…』


「店長、立花さん口説くのやめてくださーい」


「どっちかと言うと口説かれてたんだけどな〜」


「えっ？立花さんそれほんと！？」


『私から声掛けました…』


「江口くん他のテーブル呼ばれたら行っちゃうもんねー。

そんな男やだよー」


『そ、それは言ってません！』


「ごめんね」


『わ、私はっ、江口さんが楽しそうにしてるのを見てるだけで幸せです！』


「うん、ありがとう」


「熱いね〜」


『店長さんっ、からかわないでください！』


「そのビール飲んだら次のお店行こっか」


『はい！』



店長さんに挨拶をして、私たちは次のお店に来た。



『……ビアガーデンだ』


「屋外で飲むっていいよね」


『ビアガーデンは初めて来ました！』


「ビール好きなのに来たことないの？」


『パリピイメージ強くて…』


「そんなことないよ笑」


『頑張って楽しみます！！』


「楽しもう！」



江口さんと夜景を見ながらビールを飲んだ。

2人共全然酔わないこともわかった。

よし、これからが大事なところだよ。

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