推しに好かれた話【江口拓也】

40*° ページ43

そして、約束の18日になった。


江口さんが予定の時間に迎えに来てくれた。



『ありがとうございます』


「14時か、、立花さんお腹空いてる？」


『お昼軽くしか食べてないので空いてます』


「この前行ったパンケーキ屋さん美味しかったから行かない？」



パンケーキ食べに行ったって誰と！？

めっちゃ気になる…



『パンケーキとか食べるんですね笑笑』


「甘いもの普通に好きだからね」


『誰と行ったんですか？』


「信彦さんだよ」


『あっ、なるほど…』


「信彦さんオススメのお店だから味は保証する！」


『楽しみです！！』



私たちは、何駅か電車に乗って移動した。

江口さんみたいな目立つ人と歩いてたら、ファンや知り合い、記者さんに見つかるんじゃないかとドキドキした。



「めっちゃキョロキョロするじゃん笑」


『江口さんの隣り歩いてると目立つんです…』


「意外と誰も見てないもんよ？」


『さっきあの人スタイル良い〜って話してる人見まましたよ』


「嘘だ〜」


『嘘じゃありません！』



ほんとドキドキする…

それに、さっきから江口さんの手が当たるの！！

手を繋ごうとしてくれてるよね！？

そんなことされたらパンケーキどころじゃなくなる…



「なんで避けたの！？」



いざ手を繋ぐって時になって、私は手を移動させてしまった。



『すみません、恥ずかしくて…』


「避けられた方の気持ち〜」


『ほんとすみません』


「いいよ笑

あっ、ここだ！」



落ち着いた雰囲気のカフェに着いた。

飾ってあるものはレトロなものが多い。



ここのパンケーキって、、どんな感じなんだろう？

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