推しに好かれた話【江口拓也】

15*° ページ17

江口視点


立花さんと飲みに行く日。

仕事が早く終わったから、待ち合わせ場所まで15分前に行けるようになった。

なのに、、立花さんが既に居た。



｢こんばんは｣



声を掛けると、俺が来るのが早いことに驚いている。

いつからいたのか聞いたら5分前だと言ったが、明らかに嘘っぽかったのでもう一度聞いたら20分前だそうだ。

嬉しいけど、俺で15分前に来てるから立花さんは、本当なら35分待とうとしてたってことだよな…

早く終わって良かった。


立花さんはビールが好きらしい。それもプレモル。

ビール好きとか最高じゃん。



｢ここ入るね｣


『うわ虫っ。

あ、すみません。

入口が怪しいというかなんというかですね…笑』



立花さんは、意外と思ったことをなんでも言うタイプらしい。

怪しいとか笑笑


さっきもここに来るまでに俺の服見て、江口さんって好みが独特ですよね。って言ってた笑笑

確かに今日変な服着てきちゃったけどさ笑笑



｢こんばんはー｣


｢江口さん、お久しぶりです。｣


｢あ、お久しぶりです。今日ハルさんいないんすか？｣


｢休憩中です。呼びましょうか？｣


｢そうなんすね！後で大丈夫です。｣



このBARは、マスターのハルさんとその娘のミクさんでやってる。

かなりお世話になってるお店だ。



｢あ、江口さん。彼女さん？｣


｢いやいや、まだ違いますよ笑笑｣


『初めまして、立花Aと申します。』


｢可愛い〜｣


｢でしょ！立花さん可愛いんすよ！！｣


｢立花さん、何飲みます？｣


『あ、ビールでお願いします。』


｢はーい｣



うん、やっぱり好きだ。

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