推しに好かれた話【江口拓也】

14*° ページ16

ついに来た。

15日。今日は飲みに行く日。

待ち合わせ場所まで、緊張して早く来てしまった。

江口さん、前の仕事があるからピッタリくらいにしか来れないって言ってたのに…



｢こんばんは｣


『えっ、早くないですか？？』


｢早く終わったから来てみたら、もう立花さんいてびっくりした笑｣


『緊張して…つい。』


｢いつからいたの？｣


『5分前くらいですよ！！』


｢嘘だよね？｣


『すみません、20分前です。』


｢寒いのにありがとう。嬉しい…｣


『あ、そ、そんな！』



嬉しいって言った江口さんの耳が赤くなったのは、きっと寒かったから。



｢寒いし、もう行こうか！｣


『はい。あの、どこへ？？』


｢行きつけのBARだよ｣


『行きつけ！！

江口さんが通うようなところに行っても大丈夫でしょうか。

こんな感じの服なんですけど…』


｢大丈夫大丈夫！｣


『それなら、、』


｢立花さんお酒よく飲むの？｣


『友達とよく居酒屋に行くんです。

推しが飲んでるお酒とか飲んでみたりしてますね。』


｢そーなんだ！｣


『でも、私はプレモルが好きです。

女の子らしさの欠片もないんですけどね笑』


｢プレモルいいじゃん！俺も好き！！｣


『あはは、、

江口さんと飲めるなら、もっとお酒勉強すれば良かったです。』


｢いやいや！！

ビールあるから、一緒に飲もう！｣


『はい。飲みましょう！！』



緊張して、変な酔い方しませんように。

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