私の復讐〜5〜

復讐 ページ16

〜Aside〜









目が覚めた、はずなのに当たりは真っ暗でなにも見えない。手足もなにかに縛られているよう。
ただただ頭が痛くてまた意識が朦朧とし始める。


玲「こいつまだ目、覚まさんの？」


玲於と思われる人物が私に近付いてくる。とりあえずまだ眠っているふりをする。
私の後頭部に手をまわし、目かくしのためのタオルを外した。


玲「昔から、ムカつくくらい綺麗な顔してやんの。そーいうとこも嫌い。」

岩「とか言って、ずっと好きだったくせに。」

玲「それは昔の話ですよ。」


玲於は私の事が好きだったんだ。今は相当気に入らないようだけど。





隆「玲於〜。こいつが目覚ましたらどうするの？」

玲「それはですね………」


ん？聞こえなくなった。ヒソヒソと話している様子もない。見えない私にとっては音だけで判断するのが難しい。









玲「おい、起きてんだろ？」


あらら、バレてましたか……

復讐→←復讐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す