校内王子とストーカーくんwith個性豊かな仲間たち

＊ ページ18

〜Aside〜









あの人のところへ行くために、階段を上り下りし(一回道を間違えた)、廊下を歩く。


どの教室からもお弁当のいい匂いが漂っている。


うわぁ、あの子なんてスープを持ってきてる！
この冬には助かるね〜。





隼「Aちゃん！」

『げ。』

隼「もぅ！そんなこと言って嬉しいくせに〜！！」


本当にそういうところ、嫌だね。


『なんで隼先輩、ここにいるんですか？』

隼「あの人からみかんを貰おうと思って！」

『げ。』

隼「おんなじ理由なんだね〜！！じゃあ一緒に行こう！！」


この人は、すごいハートの持ち主だわ。






・






・

『結構並んでますね。』


あの人、、、亜嵐先生の前には女子が ずらぁ〜と。


亜「はーい、ありがとねー。」


ザ・ 棒読み。



最近は、みかんを貰わず握手を求める女子が急上昇


あっ、私はそんな女じゃないからね！

全てはみかんのために。(笑)

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