この度、反社の愛され秘書になりました。

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佐野万次郎side


裏切り者の排除の帰り、路地裏に人影が見えた。

いつもなら、通り過ぎて行くのに、今回は異様にその人影が気になった。


なぜだろう。俺と似たような感じがしたからか。

大切な人を無くして、何もない感じ。


「おい、オマエ、大丈夫か？」

返事はなかった。


死んでるのかと思ったが、息はしていたから意識がないだけだろう。



そして、俺はおかしくなったらしい。

そいつを拾ってしまったから。


仮眠室で寝かせて、ちょうどいた鶴蝶に見守ってもらう。




二十分後、鶴蝶からあいつが起きたと言われた。

その二十分の間にあいつについて調べていたが、一応名前などを聞いた。


Aは、仕事を探していたらしい。

普通は仕事がどのくらいできるのかで決まるが、
秘書だったら仕事自体も少ないし、殺しもしないので、女のAにピッタリだと思った。

明日早速仕事してもらってどのくらいできるのかみるか。





翌日

俺はAに仕事をふった。

そうしたら、ふつうは３時間くらいでやる量を三十分で終わらせやがった。


仕事できるなら、秘書だとしても仕事やってもらうか。


仕事の話をしていたら、蘭がやってきた。

俺がふった仕事が終わったのをききつけてやってきたみたいだ。


Aはすんなり蘭についていった。


？ なんだ？このモヤモヤした気持ちは。

まぁいい。仕事に戻るか。

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