くのいちは最年長 (ページ11)

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昔話⑨ ページ11

颯太side

「、、、、廉、紫耀」

紫耀「、、、、こっんのバカ！！！！！」

「へ？」

紫耀「もうっちょっとで殴られるところやったやん！！！

この子守ろうとするのはええけど、Aは女の子やねん

ちゃんと自分のこと大事にして」

お願いやからって紫耀くんの切ない声が部屋に響き渡った

廉「、、お前もう関西帰れ」

「なんで、」

廉「わかったやろ、俺らおらんかったらこんなことがもっと起こる

ジャニーさんに言うからもう帰れ」

「なんでなん、なんでそんなん廉にいわれやなあかんねん」

廉「じゃあなんや、耐えれんのか？そんなお前強くないやろ」

「あたしはこっちで頑張るって決めてん！！こんなんで帰ったら関西のみんなになんて言ったらいいんよ！！！！」

初めて佐倉さんの取り乱したところを見たかも

いつも冷静でこんなに感情をむき出しにしてるのなんて見たことない

紫耀「Aはこっちに残りたいん？」

「まだこっちでなんも残せてないもん」

紫耀「じゃあ俺が言うこと守れるんやったらジャニーさんには言わん」

廉「ちょ、紫耀何ゆって！」

「守る、だからこっちに残してください」

廉くんと紫耀くんに頭を下げる佐倉さん

相当な覚悟をもって関東に来たんだ

紫耀「頭上げて？じゃあAの課題

こっちの人でだれでもいいからAが一人にならないよう一緒にいてくれる人を今見つけて」

「ちょっと！！そんなん今言われても無理に決まってるやん！！」

紫耀「もちろん、俺たちと海人はなし」

紫耀くんも本気なんだ佐倉さんを関西に返そうと

佐倉さんは床を見ながらじっとなにかを考えるように一点を見つめてる

「だれでもいいの？」

紫耀「うん、この中ならね」

「紫耀とか廉仲良くなくても？」

紫耀「それはこれから仲良くなればいいからね」

佐倉さんは顔を上げ周りを見渡すと

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「この子にする」

『え、俺！？！？』

まさかの俺が選ばれた