信じてくれると思ってた。４【東リベ】

〈１４６〉 ページ6

？「やめとけ、イヌピー」



この声は……



タ「マイキー君!!!」



やっぱり、マイキーだ。



エ「え、何なに？」


マ「凪紗…!!」


エ「え！凪紗ちゃん!!!」


「エマちゃん!!」


黒「へー、仲良く兄妹で墓参り？」



そうだ。血の繋がりがあれば、3人は兄妹だったんだ…。



マ「たけみっち。エマ連れて離れてろ！」


黒「凪紗も離れてて」



イザナに言われたので、私も2人と一緒に離れた場所に立つ。



エ「凪紗ちゃん！久しぶり！元気してた？」


「…うん。元気だよ。」


エ「最近、集会にも来てなかったでしょ？会えなくて寂しかったんだから！」


「ごめんね。」


エ「うちのお兄ちゃんと知り合い？」


「え？」


エ「マイキーじゃなくて、イザナ。」



エマちゃんは、イザナと兄妹だと思ってるんだ。

事実はイザナしか知らないんだね。



「そう、知り合い」



なんで、知り合いなの？ってなるよね。普通。

でも、エマちゃんは喧嘩に巻き込みたくないから言えない。



エ「…凪紗ちゃん、聞いてよ！これから喧嘩するんだって！男の子ってなんで喧嘩ばっかりするのかな？」


タ「え？」


エ「マイキーは人前で強い所しか見せない。どんな時でも弱い顔は見せないのがマイキー。」


タ「…たしかに。そうだね」



ウチも見たことないな…。


東卍が創設した時から、一緒にいたけど、弱い所を見たことは無い。

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