信じてくれると思ってた。２【東リべ】

〈６８〉 ページ24

＿決戦日前日



ｺﾂｺﾂ


「呼び出してごめん」


場「なんだよ」



聞き出すんだ。場地を助けるため。



「場地は、何を考えてるの？」


場「はぁ？」


「1人で何をしようとしてるの？」


場「何言ってんだ、とうとう頭おかしくなったか？笑 」


「…東卍のみんな、いや、千冬頼りなよ！このままじゃ…このままじゃ!!!」


場「…お前にとやかく言われる筋合いはねぇよ」


「でも、場地…」


場「話はこれで終わりかぁ？じゃあな」



やっぱり、なんにも答えてくれない…!!

それなら、この言葉だけ、伝えたい。



「明日、死んだらダメだよ」




私の言葉が届いたかは分からないが、場地はそのまま行ってしまった。


ほんと、明日場地が死なないことを願うしかない。

私が止められれば場地は死なないんだ。私が頑張らないと。


場地が行った方向を見ながらそう決心した。





私も家に帰り、ピアス取ろうとした時、片方ないことに気づいた。



「あれ？ピアスない。どっかに落とした？」



色んなところに行き過ぎて、どこに落としたかわかんない……。
諦めるしかないか…気に入ってたんだけどなぁ。

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