光をくれたのはきみでした３ 【木兎光太郎】

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涼「Aちゃん、あそこの公園でちょっと話さない？」


「はい」



どうしたんだろう…。めずらしい。



涼「…木兎くん、元気？」


「……………」



木兎光太郎…。あれから、話してないな。
まぁ、当たり前なんだけど…



涼「Aちゃん？」


「あっ、はい。たぶん、元気だと思います」


涼「そっか。なんか、元気ないね？」


「そうですか？」


涼「うん。木兎くんとなんかあった？」



そんなこと、分かるほど元気なくなったのかな…
たしかに。落ち込むというか、後悔してるけど…



「…実は、木兎光太郎に酷い言葉を言ってしまったんです」


涼「そっか…。仲直りしないの？」


「……仲直りするほどの仲じゃないというか…」



うん。友達だった訳でもないし…。
ただ、一方的に話しかけてきただけだし。


でも…。なんか、寂しいな。
………。いや、寂しいじゃない。うん。
ただ、静かになったからちょっと一瞬だけ思っただけ。そう。

木兎光太郎は優しかったから、あの言葉言ったこと、後悔してる。

でも、しょうやのためだし。

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