光をくれたのはきみでした３ 【木兎光太郎】

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「…………」



なんで、そんな事聞くんだろう…。



「…されてないですよ」


雪「ほんとに〜？」


「はい」


か「じゃあ、なんであの時閉じ込められてたの？」



えっ、なんで知ってるの…



「いや…、あれは遊びで…」


雪「……笑笑。Aちゃんって意外と嘘下手なんだね〜」



そんなに、嘘が下手なのか…。



か「高野さんにやられたんでしょ？でも、高野さんも脅された」


「………なんで知ってるんですか」


か「高野さんから聞いたの。」


「そうなんですか…」


雪「高野さんを脅した人も知ってるよ〜。つまり、Aちゃんに嫌がらせしてる人」


「…………」


か「だから、私たちはAちゃんを助けたいの。」


「…………」


か「Aちゃん……。そんなに、自分を追い込んでたんだね…」


「えっ…」


雪「Aちゃん、泣いてるよ〜。可愛い顔が台無しだよ〜」



わたし、泣いてるの…??
別に辛くなかったよね…？

そう自分に、言い聞かせてたのかな。
思ってたより辛かったんだ………

そうだよ。わたし、昔から弱虫だった…。
両親が亡くなってから、頑張ろうって強がってたんだ…。

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