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「んっ……」


あれ、ベットに寝てる…?

ここ、保健室…?



先「あっ、水野さん起きたのね。大丈夫?」


「まぁ、さっきよりはマシに…」


先「熱計ってもらえる?」



先生から体温計を受け取り、計る。


ピピッ

先「37.5°か…。微熱ね」


「あの…、いま、何時ですか?」


先「もう、授業終わってるわよ。木兎くんが保健室まで運んでくれたのよ。後でお礼言っときなさい。」


「はい…」



じゃあ、あの最後に聞こえた声は木兎光太郎の声…。
あっ、この事あいつらに見られてたら…。



先「あと、今日は病院に行くこと。バイトもしばらくは休みなさい。」


「でも…、無理です…」


先「私もあなたの家庭の事情は知ってる。今のままじゃ、また悪化するだけ。余計に弟や妹に心配かけちゃうでしょ?」



たしかに、そうだ…。
少し、休みを取らせてもらおう。
治ったら、その分働けばいい。



「はい…」


先「何かあったら言いなさい。相談に乗るから。」


「ありがとうございます」


先「そう…。じゃあ、先生。病院に電話してくるから待ってなさい。」


「はい」

79→←77 木兎



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作者名:こんちゃー | 作成日時:2018年4月15日 10時

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