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「んっ……」
あれ、ベットに寝てる…?
ここ、保健室…?
先「あっ、水野さん起きたのね。大丈夫?」
「まぁ、さっきよりはマシに…」
先「熱計ってもらえる?」
先生から体温計を受け取り、計る。
ピピッ
先「37.5°か…。微熱ね」
「あの…、いま、何時ですか?」
先「もう、授業終わってるわよ。木兎くんが保健室まで運んでくれたのよ。後でお礼言っときなさい。」
「はい…」
じゃあ、あの最後に聞こえた声は木兎光太郎の声…。
あっ、この事あいつらに見られてたら…。
先「あと、今日は病院に行くこと。バイトもしばらくは休みなさい。」
「でも…、無理です…」
先「私もあなたの家庭の事情は知ってる。今のままじゃ、また悪化するだけ。余計に弟や妹に心配かけちゃうでしょ?」
たしかに、そうだ…。
少し、休みを取らせてもらおう。
治ったら、その分働けばいい。
「はい…」
先「何かあったら言いなさい。相談に乗るから。」
「ありがとうございます」
先「そう…。じゃあ、先生。病院に電話してくるから待ってなさい。」
「はい」
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作者名:こんちゃー | 作成日時:2018年4月15日 10時