3話 前髪斜めぱっつん男子 ページ24
金曜日。
今日は監督に許可を貰い、
特別に部活を休みにしてもらった。
『 ここかな。"豊黒中"… 』
校門に書かれてある"豊黒中"の
文字を再確認する。
…うん。本当にここみたい！
今日部活を休んだ理由は、
豊黒中の偵察?のため。
といっても、体育館までの道のりを覚えておかないといけないし…ってわけ！
そう！だからスパイとかそういうわけではない！
と必死に言い訳し、『 いざ出陣！ 』
…って入ろうと思ったけど…
だけどね！！足が！動かない！
だだだだだって！やっぱりスパイをしてるみたいで気分悪いし…
「…ちょっとそこのアンタ」
『 ははははいぃっ!!! 』
ひぃ、誰かに声掛けられたぁ…！！
カクカクとした動きで、
声を掛けてきた人の方を向いてみる。
「ウチの学校の人じゃないみたいだけど、どこ中？…なにしに来たの。」
…前髪斜めぱっつんだ…
似合ってるなー…じゃなくて！！
『 アッ、えっとその…北川第一の… 』
って言ったって、北川なんて
バレー部の人しか分かんないよね…？
えっと、どう言えばいいんだろ!?
「あぁ、北川の人？…もしかしてアンタ、マネージャー？」
って、分かるんですかっ…‼
もしかしてこの人、バレー部だったり…
『 あっ、はい！そうです！…ってもしかして、あなたはバレー部の人ですか…？ 』
「…そうだけど。で、だから何の用？」
…本当に、バレー部だったんだ…
じゃなくて！！これで怪しまれて通報されたりしたら終わる！！
説明！！説明しないとっ！！
『 あっあの、体育館の道のりとかそういうの、明日の練習試合のために覚えておこうかなって！そっちの顧問の人からの許可も貰ってるし… 』
「…ふーん、そう」
…あれ？聞いておいてどっか行っていくって
酷くないですか…⁉
「何ボーっとしてんの。行くんでしょ？着いてきなよ」
『 …っえ…あ、ありがとうございます！！ 』
「…うるさい。声デカイ」
『 ウチの監督もデカイんですよ！！ 』
「いやどうでもいいから」
…なんか、クールだけど優しい人なんだなぁ…
背、高い…流石バレー部…
『 えっと…あなたは何年生…なんですか？ 』
「三年」
『 え、嘘…年上！？すすすすみません！ 』
「もういいからそーいうの。普通にして」
『 りょ、了解でありますですよ!! 』
「日本語おかしい」
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふろーずん＊イチゴ梅 - カップケーキさん» はいっ！(笑)お任せください！(*´ω`*) (2019年2月17日 14時) (
レス) id: 87b7c81ea6 (このIDを非表示/違反報告)
カップケーキ(プロフ) - ふろーずん＊イチゴ梅さん» 待ってます！！ (2019年2月17日 14時) (レス) id: 4abc722912 (このIDを非表示/違反報告)
ふろーずん＊イチゴ梅 - カップケーキさん» コメントありがとうございますっっ！！国見ちゃん天使…ほんと分かります。番外編ではもっと国見ちゃんを暴走(天使化)させようかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします…！応援、とても嬉しいです！！これからもどうぞご贔屓に(笑) (2019年2月17日 14時) (レス) id: 87b7c81ea6 (このIDを非表示/違反報告)
カップケーキ(プロフ) - 面白いです！ 応援しています！ 国見ちゃん天使･･･しんどい。頑張ってください！ (2019年2月17日 14時) (レス) id: 4abc722912 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふろーずん＊イチゴ梅 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年2月16日 10時
