322 ページ26
玲於 side
最後の曲が終わって、7人揃ってファンのみんなにお辞儀をして顔をあげたら、関係者席には会いたい人の顔が。
ライブが終わったあと舞台袖に下がり、メンバーにすぐさま聞こうとしたんだけど、
龍「なぁ、人1おったの気づいた？」
俺より一足先に龍友くんが、その話をみんなに切り出した。
亜「関係者席にいたね。」
隼「なんか目がキラキラしてるように見えたけど、、」
涼「、、、今にも泣きそうな顔してたから、涙かもね。」
確かに、人1は泣き出しそうな顔をして俺らを見ていた。
裕「、、人1は？」
メ「もうそろそろ来るんじゃないかな？いつもライブ後に直接飲み物持って来てくれるから、、。」
コンコンッ
ドアをノックする音が聴こえて、みんな人1かなって思いながらドアの方を向くけど、入って来たのは予想外の人物。
「あ、HIROさん、お疲れさまです。」
G「お疲れさまです。」
ドアの一番近くにいた俺がいち早く挨拶をして、それに続いてみんな挨拶をした。
亜「見に来てくださってたんですね！ありがとうございます！」
H「あれ、こっちの方見てた気がしたから、てっきり気づいてるかと思ったんだけど、やっぱり人1しか見えてなかった？(笑)」
隼「人1の横にいたんですか？！すみません、気づきませんでした、、！」
俺も気づかなかった、、、。そういうの結構気づく方なのに。
H「いいよ。みんなのそういう素直なところ好きだし、それにみんな人1に釘付けになる程夢中ってことだしね(笑)」
龍「あ、そういえばHIROさん人1知りませんか？いつもなら、控え室にすぐ来るはずなんですけど、、。」
龍友くんのその言葉を聞いた途端、俺らに優しく微笑んでくれていたHIROさんの顔が険しい表情になった。
涼「、、HIROさん？」
HIROさんが口を閉ざしたのを変に思い涼太くんが問いかけるけど、、、
なんとなく分かった。
「HIROさん、、、
人1って、今日で今日がマネージャーとして最後の日だったんですか？」
俺の言葉に、HIROさんはゆっくり頷いた。
やっぱり。
俺って結構感鋭い方だし、人1のあの顔を見たらそんな気がした。
隼「え、、どういうことですか、、、。」
H「人1は今日のライブが終わったらマネージャーを辞める、そういう事になってたんだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 621人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rin(プロフ) - 心音さん» ありがとうございます！！！続編も読んでいただけるなんて、嬉しいです♪これからも頑張りますね！！ (2018年11月20日 10時) (
レス) id: f77942e39d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - すごく良かったです！ 続きも読ませていただきます！(^ω^) (2018年11月20日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - yさん» こちらこそ、スムーズに更新できなかったのに、ちゃんと待っていてくださってありがとうございました！そう言っていただけて、本当に嬉しい限りです！最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！ (2018年11月18日 0時) (レス) id: f77942e39d (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - ちなってぃーさん» ありがとうございます♪楽しみにしていただけて嬉しいです！！次も頑張りますね！ (2018年11月18日 0時) (レス) id: f77942e39d (このIDを非表示/違反報告)
y - 忙しいと思うのに更新してくださってありがとうございました！！！こんなに素敵なお話と出会えて本当に幸せでした (2018年11月18日 0時) (レス) id: 67dc5c8a68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rin | 作成日時：2018年10月6日 20時
