princess of generations 7

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人1 side






いよいよ、今日から東京公演が始まる。





みんなには詳しいことは言ってないけど、この3日間の公演が終わったら、私とGENEのみんなは無関係になる。







そして、私は最終日に全員に気持ちを伝える。







全員に1人ずつ口頭で伝えたいところだけど、ライブの後はシャワーにマッサージ、氷風呂とか身体のメンテナンスで忙しいから、全員に手紙を書くことにしたの。









今みんなはバックダンサーの人たちも含めて、ライブ前の円陣をしてる。








亜嵐の力強い掛け声を聴くと、始まるんだなって実感しちゃうな。







玲「人1。」





円陣を終えた玲於が、私のところへ話しかけに来たと思ったら、








ギュッ







「え、ちょっと、玲於？、、どうしたの？」





玲「この3日間、頑張るから、





パワーちょうだい。」







って言いながら強く抱きしめられて。







「うん、頑張ってね。玲於なら大丈夫だよ。」





頑張ってほしくて、私も抱きしめ返した。






隼「あ！玲於ずる！僕も！！」





「わっ！びっくりした〜(笑)」





玲於が離れたら、今度は後ろから隼が抱きついてきた。






隼「僕にも頑張れって言って？」





「うん、頑張ってね！ソロダンス見てるね！」





隼「ありがとう！」






隼が離れて、周りを見渡すと不貞腐れたような顔をしてるのが4人。







亜「ずるいな〜、末っ子ふたりばっかりそうやって甘えてさ〜。」





龍「可愛さを利用して、ほんませこいわ〜。」






亜嵐と龍くんの言葉に、隣で頷いてるたあくんと涼太くん。






あらあら、4人も素直に言ってくれればいいのに(笑)







「ほら、亜嵐。リーダーがライブ前にそんな顔しないの。亜嵐も頑張ってね。さっきの円陣の掛け声も気合い入ってたし、亜嵐なら大丈夫だよ！」






そうやって座ってる亜嵐に言ったら、私の腰に手を回してきて、顔を伏せながら小さな声で"ありがとう"って言ってきた。






やっぱり何度公演を積んできても、不安だよね。リーダーって立場ならなおさら。









でも、私は何も心配してないよ。







亜嵐がリーダーだからこそ、まとまってるグループだと思ってるし、亜嵐には心強い仲間が6人も同じステージにいるから。

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