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両親がいない夜は心細い。
お風呂から上がってタオルで髪の水分を取っていると
ノックした扉を開けて廉が堂々と入ってきた。
「 ちょ、いっつもそうだけど
何で返事する前に扉開けちゃうわけ？ 」
廉の身体をバスタオルで攻撃してみると
両手でガードしながら得意げな顔で
「 減るもんやないし 」と笑ってみせる。
「 笑いごとじゃないって！変態！ 」
「 嫌やったら鍵かけたらええやんか(笑) 」
「 廉がいる生活にまだ慣れてないの！ 」
「 早よ慣れてや〜 」
「 そういう廉は慣れたの？ 」
「 俺〜？慣れたで。
ベランダに干されとる下着も長い風呂も 」
そう言いながら上の服を脱ぎ出した廉。
「 は！やめて！ 」
「 やめても何もAが長すぎるからやん。
それに上脱いだって何も思わんやろ。慣れろや 」
決してムキムキとは言えない身体つき。
ガリガリに近いかもしれないけど細さは羨ましいと思う。
密室に二人きりは危険だと察知して扉を開けた。
廊下の空気はとても冷たかったけど
色々な意味で火照った身体を冷やすには適温だった。
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月27日 17時
