第15話 ページ16
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結婚にあたってパーティーの設置などの会議をしに行ってくるよ、
起きたら厨房で好きなように作るといい、新妻修行のようなものだ、
農園でそういう事は学んだのだろう?
夜には帰るよ、my honey
ー
マイハニーってなんだよ、うざッた
特に農場って言い方に悪意を感じる、絶対笑いながらこの置き手紙書いたな。
悪そうな笑いをしながら置き手紙をさらさらと書いていくレウウィスの姿を思い浮かべ、思わず私は顔を
というか
「厨房?」
これは、迷うな。
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「ここ?」
リビングの近くにこじんまりとした至って普通のキッチンだった、厨房じゃなくてキッチン。
あぁ…でも大きい厨房とかよりもこういうキッチンの方が落ち着く、うん、こういうところは気がきくよね、レウウィス…
し、新品のフライパン…お、おぉ
謎の肉塊があったのは気のせい気のせい
数分後には卵の香ばしい匂いとケチャップの香りがリビング付近を満たした。
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「我ながら上出来」
オムライス!自分で言うのもなんだが私は卵料理が得意だ、では早速…
「む」
美味しい…卵自体の美味しさもあるけど、半熟がいい感じにトロっとしていてケチャップの量が丁度いい…特にグリンピースとコーンがいい………いい!!
「禁断のオムライス」
いやいやイヴじゃないから。
そんな事を考えているAが丁度正午の日の明かりに照らされ、透明度のある白い髪が揺れる。真っ黒な目は底なし沼のように引き込まれるなにかがあるが、淀んでいるわけではない、だからこそ謎の魅力があるのかも知れない。
レウウィスは夜までいないのね、暇。
庭とかなら出ていいと思うし遊んでもいいのかな?
はて、どうしようか。
二度寝ならぬ三度寝、
これは罪なのか?こ、これは
ふう、落ち着こ。
ただ暇だから寝るだけ、それでいいはずだ。
「ぐっない!」
なかなか寝付けない、布団の中に入ったはいいものの朝のような眠りにはつけずムズムズしていた、今私は、寝ようと目を瞑りはッと起きる事を繰り返している。
そろそろ三度寝を諦めようと思い、時計を見ると既に6時完全に寝すぎた。
ふと時計の斜め下にある鏡を見てみると髪が…なんというか爆発していた、私は慌てて髪に櫛を通し、後ろでお団子を作った。
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年2月14日 21時) (レス) @page19 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
月影シオリ(プロフ) - レウウィス好き過ぎて「レウ」と読んでしまう夢女は私です!←…ごめんなさいw 作者様の書くレウウィス公がほんとイケおじ過ぎてかっこよくて大好きです! (2021年5月16日 18時) (レス) id: 93cdb2de7b (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - はじめまして。最近約ネバ読みはじめて、レウウィスが生きてたシーン見てレウウィス沼にドボンしました。血眼になって探しても他になかったので、更新再開が嬉しいです。応援しています、更新頑張ってください! (2021年2月24日 21時) (レス) id: ab8077af61 (このIDを非表示/違反報告)
山葵醬油 - すごく面白いです!続き楽しみに待ってます! (2020年12月12日 14時) (レス) id: 61cb7b491c (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - それ私も思いました!この作品を見てレウウィスの作品他にもないかなと思ったら全くなくて、だから、更新されて凄い嬉しいです!続き楽しみにしています。これからも応援しています!!! (2020年11月23日 15時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
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